こんにちは。このブログを運営するmizといいます。
私がこの【400万円の世帯の人が家を買う】ことをテーマにしたブログを書こうと思ったきっかけは、私が以前、ハウスメーカーに勤めていたことが大きなきっかけです。
高校までスポーツに打ち込み、そのまま大学へ進学し大学生活を送っているとき、飲食店でアルバイトを通じてたくさんの経営者の方とお会いする機会がありました。
【自分もいつか会社を経営してみたいな】と思い出し、経営するためには何ができたらよいのか?と考え、高額な商品を売る事が出来たらよいのではないか?と安易に考え、大手のハウスメーカーに就職しました。
就職して【たくさん家を売っていっぱい稼ぐぞ!そして経営者になる!】と意気込んで日々営業活動にいそしんでおりましたが、訪問しても面談できず、打ち合わせをして【このお客様は絶対契約してもらえる!】と思っても、契約直前でお断りを受け・・まったく契約できない日々が続きました。
上司はエリアの中で一番厳しいといわれるトップセールス。毎日2時間以上怒られ、深夜までの業務が続き、ストレスで体重が10キロ落ち、自律神経を患いました。
それでも何とか契約したい、絶対にたくさん契約していっぱい稼いでやる!と負けん気だけで仕事に取り組み、何とか受注もちらほらできるようになりました。
仕事ばかりの日々が続く中、妻と出会い子供ができました。新卒後2年目の冬のことです。
生理が来ないと言っていたある日、妻がトイレに行ったなーと思っていたら、【妊娠してる!】と家中に響き渡る大きな声で叫んでいました。【なに?どうしたの!?】そう、子供ができていました。当時はまだ籍は入れておらず、俗にいう授かり婚というやつです。
翌週妻の実家にあいさつに行き、叱られながらも無事に了承を頂き結婚する事が出来ました。その2年後には二人目、またその2年後には3人目と元気な子供が生まれ、今では家族5人でにぎやかな毎日を過ごしております。
私自身、二人目の子供が生まれたタイミングで家を構える事が出来ました。
ハウスメーカーに勤めていたということもあり、勤め先の会社の商品を建てましたが子供3人毎日楽しそうに暮らしているのを見ると、家を建ててよかったと心底思います。
家を建ててからというもの、今までの売りたい気持ちが先走ったセールスではなく、このお客様はどんな風に暮らしているのだろう、どんな風に新居で過ごしていくのかな?と考える機会が増えていき、お客様に寄り添った提案が多くなっていきました。
この時から、契約数は伸びていき、営業活動をしなくても建てて頂いたお客様からのご紹介で営業活動ができるようになっていき、営業マンとして大きく成長できる時期だったのではないかと、今思います。
仕事は順風満帆でしたが、家庭はというと子供が小学1年生になり、幼稚園の時は仕事が休みの日に遊びに行けていましたが、休みが合わなくなり子供と接する時間が減っていくことに、寂しさを感じておりました。子供と休みの日に遊ぶことはできないけれど、その分一緒に旅行に行ったり、遠出したりしよう!と考えておりましたが、政府が発表した働き方改革が社内にもおよび、ハウスメーカーに就職して初めて祝日の休みが入りました。
この時は、家族みんなで前日の夜から車中泊で遠出し、朝から魚釣りをして昼からリンゴ狩りに行き、夕方は子供の誕生日プレゼントを買いに行き、晩御飯は子供が好きなお寿司を食べて、大満足の一日でした。
その日から、私の中に芽生えた感情は、お客様の家づくりのお手伝いはとてもやりがいがある素敵な仕事だけど、家族との時間には代えられないという気持ちでした。
一生に一度の家を建てる大きな決断。その決断するのに私を通して決めてくださるお客様にこんな気持ちで向き合っていけない。
そう思い、退職を決意しました。長く勤め苦労もたくさんしたからこそ、大好きになれた住宅に携わる仕事を離れ、今は他業界で働いております。経営者になりたいという昔の夢は、今は家族とたくさんの思い出を作るという暮らしに変わっています。
ただ・・車を運転しているときに見かける新築住宅の工事現場や、SNSに流れてくるハウスメーカーの広告、友人が家を建てた幸せそうなタイムライン、建てて頂いたお客様から後輩が家を建てたいらしいから相談に乗ってくれないか?などお話を頂きます。
その度に、やっぱり住宅に携わりたいという気持ちが胸の奥から溢れてきます。
家族と過ごす週末を優先したから、やっぱりまたハウスメーカーに戻るという選択に踏み込むことができず悶々としていた時、ブログで住宅情報を発信する事ができると気づきました。このブログは、住宅業界に未練がある、3児のパパが住宅を買おうかどうか迷っているそこのあなたにお届けする、住宅情報になっております。
あなたが最高のマイホームに巡り合えるように、そして家族と楽しい毎日を送りたくさんの思い出ができますようにと願いを込めて書いていきますので、もし興味を持っていただけたら、お読みいただければと思います。